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2014.12.08 キャリイ(DA63T/DA16T)のファイナルギヤのお話し①

キャリイ(DA63T)のファイナルギヤの話しですが、かつて『みんカラ+』と言う有料の企業向けブログをやっていた頃には、何度か書いたことがあります。


しかし『みんカラ+』を退会したとたんに、過去2年半の当社としても貴重な全ブログが末梢されてしまったため、あらためてキャリイのファイナルギヤ比について整理して書きたいと思います。


キャリイ(DA63T)は7型からマニュアルトランスミッション本体が大幅に変わったのに伴い、ミッションのギヤ比も大きく変更されました。


DSCN2166.jpg


これに伴って、5速MT車は7型からファイナルのギヤ比が大きく変わっています。


一方、3速ATはずっと同じため、ファイナルは同じままです。


ざっと羅列すると下記の通りになります。

①6.83(DA63T 初期~中期型 5MT)※車台番号409999まで
②6.142(DA63T 全モデル 3AT)
③5.375(DA63T 7~10型 5MT)※車台番号410004~最後まで


ファイナルギヤ比というのは、『(リヤ)タイヤを1回転させるには、プロペラシャフトを何回転させなければならないか』と考えれば良いので、"③よりも①の方がぺラシャをたくさん回さないといけない"ということになります。


つまり、同じトランスミッションを搭載していると仮定すれば、高速道路を100Kmで走行した場合に、③の方がよりエンジン回転が低くなるわけです。


また考え方を変えれば、③の方がより最高速が出るとも言えます。(5速でレブまで回しきれるパワーがあればの話ですが・・)


DSCN1101.jpg


ちなみに当社のデモカーである「キャリイぱみゅぱみゅターボ号」は、中期モデルなので元々のファイナルは6.83でしたが、現在は7型用の5.375を装着しているので、高速道路での回転数が約2割ほど低くなって(5速100km走行時で4200rpmくらい)とても静かです。


また同時に1速でも速度が伸びますので、普通乗用車並みに1速を使って走ることが出来ます。(2速発進は不要)


よくある質問に「キャリイ(DA63T)の10型に乗っているのですが、前期型のファイナルを付けるとどうなりますか?」というものがあります。


これは先ほどとは逆の現象が起きることになりますので、通常であれば5速100kmで5200rpmだったところが、6200rpmくらいに上昇してしまうことになります。


1速で考えてみると、瞬間的にレブリミッターが当たることになるでしょうw


ということで、キャリイ(DA63T)の7~10型に乗っている人は、これ以上速度が延びるファイナルは無いのです。


がしかし、救世主がっ!!


~つづく~

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