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キャリイ(DA16T) サスペンション 出展、イベント 走行会、レース

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2015.06.27 キャリイ(DA16T)のFrスタビ追加とキャンバー角3°は どれだけタイムアップに貢献したのか?②

先日のKトラワールドシリーズ2015 Rd.2に向けて、当社のデモカー「キャリイ(DA16T)」のタイムアップ作戦を実行したお話しを、第1話にてご紹介しました。


本日は、どの程度の効果があったのか考察してみたいと思います。


当社のキャリイ(DA16T)のフロントスプリングは、標準設定の7.5Kg/mmではなく、特注の9.0Kg/mmが入っております。


IMGP3524.jpg


これはフロントスタビライザーが付けられなかったために、スタビに依存せずにロールを抑えようと試みたものなのですが、実際にサーキット走行をした結果もっとロールを抑えたいとの結論に達しました。


しかしこれ以上バネレートを上げるのもどうかと思いましたので、スタビライザーを装着する方向で進めることになりました。


IMGP3525.jpg


そしてスタビ装着後に街乗りしたインプレッションとしては、「ロールが確実に減っている」、「ステアリングのレスポンスが向上している」、「切った分だけ曲がる感じ」と、良いことずくめでした(^^


これに加えてフロントのキャンバー角が3°付きましたので、限界でのコーナリング時には間違いなく旋回速度が上がるはずです。


ではRd.1の鈴鹿から見てRd.2の作手では、どの程度タイムアップしているのかが気になるところですが、これはNAエキスパートクラスに2戦連続で参加した3台の車両と比較することで考察してみます。


【Rd.1鈴鹿のベストタイム】
①シラサギ選手(キャリイDA63T)    56.265秒
②スエヨシ選手(ハイゼットS201P)   57.502秒
③A2C選手(ミニキャブトラックU62T) 57.613秒
④当社デモカー(キャリイDA16T)    59.605秒


【Rd.2作手のベストタイム】
①シラサギ選手(キャリイDA63T)    34.716秒
②スエヨシ選手(ハイゼットS201P)   35.094秒
③A2C選手(ミニキャブトラックU62T) 35.762秒
④当社デモカー(キャリイDA16T)    35.637秒


別々に書いてもわかりにくいので横並びに書いてみて、さらにシラサギ選手のタイムの変化率を100%として、その比率よりも速くなった人は100%よりも大きくなるように表示してみますと。


シラサギ選手(キャリイDA63T)   56.265秒 → 34.716秒(100%)
スエヨシ選手(ハイゼットS201P)  57.502秒 → 35.094秒(101.1%)
A2C選手(ミニキャブトラックU62T)57.613秒 → 35.762秒(99.5%)
当社デモカー(キャリイDA16T)   59.605秒 → 35.637秒(103.4%)


当社デモカー以外のマシンも、前回から比較すると若干の進化もあるでしょうし、車種によるギヤ比の違いもありますし、コースを良く知っているか否かという差もあるしと、一概には比較は出来ないのですが、ざっくりですが当社デモカーのキャリイ(DA16T)のタイムアップ率は他のマシンよりは高くなっていると言えると思います。


実際に乗った感じも、頭の入りや、コーナリングスピードが向上していることは体感出来ますので、恐らく何の対策もせずに望んでいたら、あと1秒ほど遅かったのではないでしょうか。


まだまだ改善の余地がたくさん有るキャリイ(DA16T)ですが、今後も一つずつ進化させて行きたいと思いますのでどうぞご期待下さい。
(期待するのはDA16T乗りだけでしょうか・・(^_^;))

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