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2015.08.10 一口に鉄板と言ってもいろいろあるわけで・・・

先日になりますが、お客様のDA63Tに車高調整式シャックルを取り付けました。


P1020293.jpg


本日は、そのシャックルの取付けレポートではなく、材料についてのお話しをしようと思います。


当社のシャックルの鋼材は、他の部位に使うのとは違ったものを使用しております。


理由は強度が必要となる場所だからです。


当社では、一般的な部位(ブラケット類)の鋼材はSPHCという鋼材を使用しています。


P1020318.jpg


しかしシャックルについてはSAPH440という約1.5倍の強度を持つ物を使っています。


pho_ktv170_002.jpg


簡単に説明しますと、一般的な鋼材(SPHC)だと1000Kgで引きちぎれて
しまうところが、この材質(SAPH400)だと1500Kgまで耐えられるということです。


では全ての場所にこの材質(SAPH400)を使えばいいのではないか?と
おっしゃる方が出てくるかも知れませんが、①高価である、②入手しにくい、
といった理由で、本当に必要な箇所にしか使用しておりません。


SAPH440という鋼材は「自動車構造用熱間圧延鋼板」という日本語名称が付いておりまして、自動車の外板などに多く使われているため、自動車メーカー技術者の方は良く知ってらっしゃると思います。


CCF20120730_00002.jpg


しかし一般的にはあまり知られていませんので、部品メーカーやショップの方でもご存じ無い方が多いのでは無いでしょうか。


全ての部位に言えますが、"優れた材料や加工方法を知っているけれどあえて使わない"のと、"知らないから使わない"という2者には、大きな差があると思います。


GT CARプロデュースの製品は、適材適所な材料、表面処理、熱処理などを施しておりますので、お客様に安全安心にチューニングを楽しんでいただけると思います。


珍しく技術の匂いのする話しでしたw

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