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2015.12.23 ハイゼットトラック(S201P/S211P)のマフラー装着② 「純正マフラー下取りの理由 と チェックランプが点灯するわけ」
本日もまたハイゼットトラックジャンボ(S211P)に、弊社のオールステンレスマフラータイプSを装着しました。
ハイゼットトラックの場合、キャリイとは違って純正マフラーは下取りが基本となります。
またマフラーを交換したらエンジンチェックランプが点灯した・・・、という方が多々いらっしゃいます。
これらの理由はどうしてなのか、説明していきましょう。
まずこちらはハイゼットトラック(S201P/S211P系)の純正マフラーになります。
この画像だと、右がエンジン側で左が出口側になります。
エンジン側から30cmあたりにあるふくらみの部分が触媒になるのですが、ご覧の通りに純正マフラーはサイレンサーと触媒が一体になっています。
さらに触媒のすぐ後ろにハーネス&コネクターが見えていますが、これはO2センサー(A/Fセンサー)になります。
センサーを外すとこんな風になっています。
市販されているハイゼット用のマフラーの中には、純正マフラーを外して触媒レスになるタイプの物もあります。
触媒を無くしてしまうと、排気ガスの有害成分が浄化されずにそのまま出て来ますので、目がピリピリするだけではなく、O2センサーが異常を検知してエンジンチェックランプが点灯してしまいます。
エンジンチェックランプが点灯すると、ECUはエンジンが壊れないようにフェールセーフという機能を働かせ、エンジンパワーを少しだけ落として走行するようになります。
マフラーを交換してチェックランプが点灯し、何だか遅くなった気がする方は、まさにその現象が起こっています。
ここまで話すとおおよそわかったとは思いますが、マフラー交換をする場合でも触媒は残さないといけないのです。
そこで当社ではお客様の純正マフラーを下取りし、触媒部分の直後で切断してフランジを溶接。
その後ろの部分に当社のオールステンレスマフラータイプSを接続する構造になっているのです。
このため、排気ガスの成分は純正と同等になりますから、車検は問題無く通りますし、もちろんチェックランプが点灯することもありません。
そしてサイレンサー内はストレート構造となっていますので、確実にパワーアップもするのです。
ちなみにキャリイは、触媒とマフラー(サイレンサー)は別体になっているので、純正触媒は残したままマフラー交換が可能です。
以上、ハイゼット用オールステンレスマフラータイプSは純正マフラー下取りが原則となっている理由でした。
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