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2017.03.23 アクセルちょい踏み状態で"もたつく"エンジン不調の原因は・・・
キャリイ(DA63T)で「アクセルちょい踏み状態で発進すると2000rpm付近でもたつく」とか「ゆるい登り坂でアクセルをちょい踏みしているとエンジンがガクガクする」といった症状が出ている車両が入庫しました。
今回の症状の特徴としては、アクセルを勢い良く開けた場合には発生しないということ。
データロガーで各センサーや電装品の作動状況を記録してみたところ、アクセルを少し開けての走行中に突然スロットル開度が0になったり、それに伴い突然インジェクターの噴射率も減っていることがわかりました。
こうなると疑われるのはスロットルセンサー。下の画像の矢印のパーツがそれです。
調査の結果、スロットルセンサーの調整が微妙にずれていることが判明!
調整がずれていると、アクセルを少しだけ開けて加速している状況にもかかわらず、スロットルセンサーはアクセルを閉じているという信号を間違えて(ちょいちょいと)出してしまいます。
結果「アクセルを少し踏んで加速しているのに加速が止まってガクガクしたり」とか「ゆるい登り坂でアクセルをちょい踏みしているとエンジン回転がなかなか上がらずにガクガクする」といった症状が発生します。
スロットルセンサーの調整を行うには、センサーを固定しているビス(下写真の矢印の部分)をゆるめ、
センサーに有る3つの端子のうち真ん中の端子(下の写真の矢印の端子)と、アース間の電圧が0.8Vになる様に、センサーを動かして調整します。
調整した結果、先ほどの不具合が消えてエンジンの調子が戻りました~!
似たような症状でお悩みの方は、スロットルポジションセンサーを疑ってみて下さい!!
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