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2017.03.30 キャリイ(DA16T)フロントスタビ取り付けの難関は「サブフレームずらし」の作業
本日は東京よりお越しのキャリイ(DA16T)に、フロントスタビライザーセットを装着しました。
DA16Tにフロントスタビを取り付ける場合、サブフレームを5cmほど下げる必要が有り、この作業がプライベーターの方が取り付けを行う場合に最大の難関となります。
そこで本日は、「サブフレーム下げ」の作業を中心に取り付け作業の概要をご紹介します。
サブフレームとは、下の写真の赤丸で囲ってある箇所になり、ロアアームやステアリングギヤボックスがマウントしてある部品になります。
ちなみにサブフレームは上の写真の黄色矢印で示した4ヵ所のボルトで車体にマウントしてあります。
さてサブフレームを下げる前に、まずはステアリングシャフトを緩めたり、
クラッチケーブルをクリップから外したり、
エアコンパイプの固定ボルトなどを外す必要があります。
これらの作業については、取説に全て記載されています。
細かなパーツを外したら、ステアリングギヤボックスを固定してあるM12のボルトナットを3ヶ所取り外します。
ここまでやれば前準備は完了です。
サブフレームを下げるに当たり、下にミッションジャッキなどでサブフレームを保持します。
プライベートでウマに載せて行う場合はフロアジャッキを3個ほど使って保持することになりますが、これが最大の難関かも知れません・・・。
保持が完了したらマウントのボルト4本を外します。
こちら前側のボルト。
そしてこちらは後側のボルト。
ボルト4本が外れたらジャッキを下げて、サブフレームと車体の隙間が5cmほど開く状態にします。
こちら前側の隙間の様子。
こちらは後側の隙間の様子。
そしてその隙間からスタビを割り込ませて、取り付け位置にまで移動します。
組み立て作業は取外しの逆の手順で行えばOKです。
こちらスタビが取り付いて、サブフレームを元通りに固定したところになります。
当社のフロントスタビライザーセットは、純正ショック用と、KTV車高調用の2種類が有りますが、今回のお客様は車高調を装着されていたので後者の方の製品を取り付けました。
ブラケットの形状が違うだけですので、車高調を後から取付けた場合には、別売りのブラケットだけをご購入いただければスタビ本体はそのまま使用可能です。
フロントサスペンションのロール剛性を上げてロール量を抑えたい方や、直進安定性を増したい方は、フロントスタビライザーをお試し下さい!
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