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2017.05.27 キャリイ(DA63T)NAチューンの可能性を考える・・
キャリイ(DA63T)にお乗りのお客様からたまに来る質問で「NAでもっとパワーが欲しいのですが、何か手はありませんか?」というものがあります。
NA現状ですと、タコ足、マフラーといった排気系チューン、ファンネルエアクリーナーといった吸気系チューン、スーパーECUといったコンピューターチューンくらいしか選択肢はございませんで、圧倒的なパワーアップというのは難しいのが現状です。
ですので、手っ取り早くパワーを上げたいのであれば、ボルトオンターボキットをお奨めすることになるのですが、そうは言ってもNAにこだわる方も多くいらっしゃいます。
そうなりますとエンジンパーツの交換を行うしかないわけでして、その可能性を探るためにDA63TのK6Aエンジンを分解してみました。
眺めただけですので、具体的にどの部位をどうするというコメントはありませんw
DA63Tに乗っている方でも、エンジンの内部をご覧になった事がある方は少ないと思いますので興味本位でご覧下さい。
こちら、ヘッドカバーとフロントカバーを外したところです。K6Aはタイミングベルトではなく、タイミングチェーンをしていますので、10万キロを超えてもベルト切れの心配はございません。
こちらはチェーンのたるみを無くして、チェーンを"ピンっ"と張るためのテンショナーと呼ばれる部品です。
テンショナー本体はこちらになりますが、このパーツは油圧を使ってテンションを発生させます。
劣化したオイルを使用し続けたりして油圧経路にスラッジが詰まったりすると、テンショナーが効かなくなって、チェーンから"ミューミュー"と猫が鳴く様なノイズが出始めますので、そういった意味でもまめなオイル交換が必要です。
タイミングチェーンにはこの様に色が付いた駒があります。これは分解後に再組立する際に、カムとクランクの位置合わせをするための目印です。
クランク側にもこの通り。
カムシャフトを外したところです。カムスプロケットは圧入式である上に、横側にカムセンサー用のポッチが付いていますので、バルタイの調整はかなり困難そうです・・・>_<
こちらはタペットとシムです。K6Aはタペットの上にシムが載っている「アウターシム」タイプなので、カムをいじりにくいのです・・・(笑)
ちなみにヘッドボルトを取り外すSST(特殊工具)は、AE86の4AGエンジン用の物がそのまま使えますwww
また進展が有ったら、レポートしま~す!
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