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キャリイ(DA16T) ドリフト 走行会、レース 駆動系(LSD)

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2020.03.25 軽トラのLSDは1WAYが良いのか2WAYが良いのか?

お客様のキャリイ(DA16T)にLSDを装着致しました。


s-P1280496.jpg


LSDはクスコ製タイプMZの1.5WAYをチョイスしました。


s-P12804951.jpg


1WAYが良いのか、2WAYが良いのかという話しの前に、ざっと装着の様子をご紹介。


このDA16Tは4WDなのでプロペラシャフトがこの様に短いですが、作業時は邪魔にならにように縛っておきます。



スライディングハンマーでドラシャを抜きます。


s-P1280509.jpg


かなりはしょりましたが、デフキャリアが外れました。


s-P1280511.jpg


取り外した純正デフです。リングギヤを外してLSDに移植します。


s-P1280513.jpg


こちらはLSDと純正サイドベアリングです。


s-P1280507.jpg


LSDにサイドベアリングを圧入し、リングギヤを移植してデフキャリアに組み込んだら、ダイヤルゲージでバックラッシュを測定・調整します。


s-P1280516.jpg


あとは車両に搭載して完了となります。


さて、今回組んだLSDは1.5WAYをチョイスしました。


ちなみに初心者の方向けに説明をしますと、LSDの1WAYとはアクセルオンにした時にLSDが作動するという意味で、2WAYとはアクセルオンした時もアクセルオフした時にも作動するという意味合いを持ちます。


で、ちなみに1.5WAYとは、アクセルオンした時に10割くらいの力で作動するとした場合、アクセルオフした時には5割くらいの力で作動するという意味合いになります。


本来ならここにイニシャルトルクも少々絡んで来るのですが、今回はあえて割愛(イニシャルトルクはほどんど効いていなものと)します・・。


一般的に1WAYのLSDはFF車や4WD車のフロントに使われる(アクセルオフ時に効いてほしくない)物なので、リヤ駆動車のリヤに使われることはほとんど有りません。


ということで軽トラ用は1.5WAYか2WAYのどちらかを使用すると考えてもらえればOKです。


2WAYはアクセルオフ(ブレーキング)時に作動することから、ブレーキングをしながらコーナーに進入した時に、姿勢変化(テールスライド)を誘発しやすくなります。


このことからサーキット走行のターンイン時に、ブレーキングで向きを変えたいとか、ドリフト状態に持ち込みたいといった要望がある方にはぴったりです!


でも、そんなご要望をお持ちの方はほとんどいらっしゃらないと思いますが・・(笑)


ということで、一般ユースの方は1.5WAYの方が良いと思います。


ちなみに1WAYではダメなの?と思う方もいらしゃるかと思いますが、軽トラの場合は悪路でバックする際にデフが効いて欲しい場面が結構あると思います(笑)
1WAYだとバックした際にLSDは作動してくれませんから、そんな用途も考慮して軽トラのリヤには1.5WAYが良いのではないでしょうか(^^


ちなみに当社のデモカーのキャリイ(DA63T)ボルトオンターボ号は、2WAYを装着(イニシャルトルクは8Kg)し、先日もブログでも書きましたがタイプMZとタイプRSをミックスしたスペシャルチューンを施してあります。


1週間ほど前のスライドジムカーナというイベントで走行しましたが、アクセルオン時もオフ時も、レスポンス&効きとも最高に良いフィーリングでした。


s-DSC_58621.jpg


スライドジムカーナ時のオンボード動画を貼り付けておきますので、この走行の様にデフをガンガン効かせたい方は、2WAYでイニシャルトルクを高めに設定されることをお奨めします。(普通に走行される方は1.5WAYで標準のイニシャルトルクがよろしいと思います)

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