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2020.04.23 LSD組付時のバックラッシュ調整とは?
日産NT100クリッパートラック(DR16T)にLSDを取り付けました。
LSD装着の様子は何度もご紹介していますので、今回はバックラッシュ調整の部分を中心にお話ししたいと思います。
デフキャリア取付外しの部分はさらりとご紹介。
デフオイルを抜き、
ぺラシャを外し、
ドラシャを抜き、
デフキャリアとホーシングの間のシールをカットして分離すると、
デフキャリが外れます。そして下の写真は既にデフキャリアから純正オープンデフとリングギヤを取り外したところです。
リングギヤをLSDに移植します。
さて、ここからバックラッシュのお話しになします。
デフキャリアにデフが組み込まれている状態で中の方を除いてみると、下の写真の様にぺラシャからの動力が伝わってくる「ピニオンギヤ」と、LSDに組み付けてある「リングギヤ」が噛みっているのが見えます。
この「ピニオンギヤ」と「リングギヤ」の遊び(隙間)のことをバックラッシュと言います。
キャリイの場合、整備書のバックラッシュの基準値は0.10~0.20mmになっています。(ハイゼットはまた数値が違います)
LSDを取り付けるとバックラッシュの数値が変わってしまうので、基準値内に収まるように調整する必要があります。
バックラッシュをきちんと調整しないと、音が出たり、最悪の場合はギアの破損に至ることもあります。
(ショップさんでLSD取付けの相談をした際に、バックラッシュの事がわからないようでしたら、そのお店では組んでもらわない方がよろしいかと存じます(笑))
ではバックラッシュの調整方法を簡単にご紹介します。
まずはLSDをデフキャリアにセットします。
サイドベアリングの外側(左右)に、シムと呼ばれる薄い部品が入っています。(黄色矢印で示したパーツで、スズキ純正部品になります)
シムを単品で見るとこんな形状になっています。
ベアリングを固定するキャップを取り付けます。
この状態でダイヤルゲージを使い、バックラッシュ値を測定します。
バックラッシュ値は、先ほどの左右のシムの厚みを変更することで変わりますので、シムを交換して基準値内になるように調整します。
がしかし、厚み違いのシムを持っていない場合は適切な厚みのスズキ純正部品のシムをメーカーに注文しなければならないので、この段階で作業が2~3日止まってしまいます。
ちなみにスズキ純正部品のシムは、14種類の厚み違いの設定がありますが、GT CARプロデュースでは常備在庫を持っております。
よって、当社ではLSDの組付け作業では、確実に日帰りしていただくことが可能なのであります。
作業時間は4~5時間となりますので、朝一から来ていただければ昼休みを挟んで午後2時から3時には作業が終わります。
当社ではシムの在庫は常時持っておりますが、LSD本体はクスコさんからの取り寄せとなりますので、装着される場合は必ず事前予約をお願い致しますm(__)m
(クスコさんの在庫が切れている場合もありますので余裕を持ってご相談下さい)
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