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キャリイ(DA63T) 駆動系(ミッション、クラッチ、フライホイール)

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2022.09.26 キャリイ(DA63T)クラッチ交換

キャリイ(DA63T)で走行距離13万キロを超えたお客様が、クラッチ交換のついでに強化クラッチを装着されました。

s-IMG_2727z.jpg

NA車両の場合は純正クラッチでも十分に伝達力は足りますが、せっかく交換するなら強化品にしておきたい!という方は、こういうタイミングにやると良いですね。

ではクラッチ交換のざっくりとした手順を見てみましょう。

まずはシフトケーブルを取り外し、

s-DSC_0741.jpg

ハーネス類を取り外し、

s-DSC_0744.jpg

リヤのプロペラシャフトを取り外します。

s-DSC_0743.jpg

プロペラシャフトを取り外すとミッションオイルが出て来ますので、素早く蓋をします。

そして4WD車の場合は、フロントのプロペラシャフトも取り外します。

s-DSC_0746.jpg

前準備が終わったところでエンジンとミッションをドッキングするボルトナットを外すと、ミッションを取り外すことが出来ます。

s-DSC_0723.jpg

こちら取り外したクラッチカバーです。レリーズベアリングの当たり面が摩耗して丸く溝になっています。

s-DSC_0729.jpg

新品カバーはこんな感じです。

s-DSC_0732.jpg

そして取り外したディスクはこんな感じで、新品時に切ってある溝がほとんど無くなっていました。バースト直前、ギリギリセーフといった感じです。

s-DSC_0730.jpg

新品ディスクはこんな感じで深い溝があります。

s-DSC_0735.jpg

また強化品に限らずクラッチ交換をする際には、純正レリーズベアリングやレリーズフォークも同時交換されることをお勧め致します。

s-DSC_0725.jpg

カバーとディスクを新品にしても、交換直後にベアリングの寿命が来てしまうこともあります。

そうなるとまた同様の工賃がかかってしまいますので、純正レリーズベアリングとフォークはぜひとも一緒に交換しましょう。

ちなみに強化クラッチを入れるとクラッチの踏力は重たくなるのですが、7型以降の車両は元々が異常に軽いために、強化クラッチを入れてもそんなに苦にならない程度の重さになります。

ただし6型以前の車両は元々が重たいため、強化クラッチを入れるとそれなりに重たくなってしまいますのでご注意を!

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