Blog 社長ブログ
2024.09.30 ホームセンターで売ってるボルトを自動車に使っても問題ないのか?
ヤフオクなどに個人で製作したリフトアップキットなどを格安で出品されているのを目にすることがありますが、そういったパーツに付属しているボルト類は、ほどんどの場合ホームセンターにあるような物が付いています。
自動車用の大径ボルト(M10サイズ以上)はネジピッチが細かい「細目ボルト」と呼ばれる物が採用されていますが、ホームセンターで売られている物は「並目ボルト」と呼ばれるネジピッチの大きな物になります。
しかし問題になって来るのはピッチの違いではなくボルトの強度の違いで、自動車のサスペンション周り・ステアリング周り・ブレーキ周りといった重要保安部位には、必ず高強度ボルトという物が使用されています。
例えばスズキ車の場合、内装や外装など強度を必要としない部位は「4T」という規格の一般的な強さの物が使われることが多いですが、足回りやステアリング回りには「7T」という強さ以上の強度を持った物が必ず使われております。
「7T」ボルトの強度は、ざっくりと「4T」ボルトの倍くらいになります。
ちなみにホームセンターで売られている一般的なボルトの強度は「4T」相当で、内装やアクセサリー類の固定などに使用するには全く問題がないと言えるでしょう。
「4T」相当のボルトでも重要保安部位の部品固定は出来ますが、自動車メーカーは大きな力が掛かった時のことを想定して高強度ボルトを採用しているわけですから、使用する場所に応じたボルトを使うのがよろしいかと存じます。
ちなみに当社では2インチアップキットなどの足回り製品に付属するボルトは、全て7T以上の物を使用しています。
参考までに下の写真はスズキ純正の「7T」ボルトになりますが、識別のために頭の部分にスズメの足跡の様なマークが入っています。(7という数字が記載されていることもあります。また「4T」ボルトにはマークは入っていません。)
自己責任と言えばそれまでですが今回このブログを読まれた方は、重要保安部位には高強度ボルトを使うのが常識だということを覚えておいていただければと思います。
【 メモ 】
「7T」という規格は主に自動車業界で使われるもので、一般的なJIS規格で言うと「8.8」とか「10.9」とか「12.9」と呼ばれる強度表記がされています。この場合「8.8」よりも大きな数字であれば「7T」よりも強いと理解していただいて結構です。大きなホームセンターであればJIS規格の高強度ボルトを販売している所もあります。
※下の写真は10.9のボルトになります(JIS規格のボルトにはこのように頭に強度表記があります)
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